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1997-01-14
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1KB
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18 lines
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……なんのことはない、うちにはアタシ以外の女子社員がいないのだ。んで、簡単に屋敷に入り込めると言えば家政婦しかないんだそうな。ハイハイ、コレも特別手当のためです。やったろうじゃないの。
そんなこんなでやって来たお屋敷。資料によれば、この清水邸は由緒正しい旧家なんだって。う~ん、入ってみて納得。時代劇さながらの風流なお庭に建物。
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おまけに家政婦にも制服があると聞いて驚いたけど、さらに驚いたことに、制服ってのが着物だったの。小袖ってヤツね。ひゃぁ~、毎日これを着て働くワケぇ? しかもナツミさんの動向も探るのよ? アタシなんだか不安。
案の定、不安は的中。着物って動きにくいうえに帯がキツイ。オマケにこの家、お作法にうるさいったら……。
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そうして一週間が過ぎた。ナツミさんの動向は、これといって変わったところはない。それより気になったことがあるの。それは他の家政婦さんのこと。家政婦頭の怖い姐さんをのぞいて、なぜかみんな若い人ばかり。家政婦、なんていうから、もっとオバさんばかりだと思ってたのに。
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それに、ときどき若い家政婦さんが、ある日突然いなくなって、そして3日くらいしてまた現われるの。お休みの日は決まっているから、これは不自然。それに明るかった人が、急に無口になっちゃったりする。
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アタシは仕事の合間をぬって、屋敷内を探索することにした。いなくなって戻って来た家政婦さんたちは、熱でもあるのか、顔色が赤い。そして懸命に口をつぐんでるってカンジ。どうなってるの?
そんなある日、アタシは家政婦頭の姐さんにつれられて、庭にある土蔵に入っていく、ナツミさんを見かけた!
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選択肢
①もちろん後を追いかける。
②いや待て。様子を見ましょう。